福岡筑後プラスチックリサイクルループ推進協議会

わたしたちは、福岡県南筑後地域において、「住民生活に還る高品質プラスチックリサイクルの実現」「住民意識・行動の変容」を進めることで、「高いプラスチック回収」「何度もリサイクルできるプラスチック資源循環」を地域で確立することを目指しています。

協議会参画団体

自治体大木町、みやま市、柳川市、筑後市、大川市
民間業者YKクリーン、いその、トータルケア・システム、エフコープ、DNP大日本印刷
大学・研究機関九州大学、福岡大学、北九州市立大学、福岡アジア都市研究所
団体・協会プラスチック容器包装リサイクル推進協議会、福岡県工業技術センター

野心的な仲間たち

大木町町長

境 公雄

職員時代はゼロウエイストに共感し、町民の皆さんとの協働で様々な事業を立ち上げました。最近は脱炭素・脱プラ社会へのアプローチが重要だと思っています。自分たちの時代にかけがえのない地球環境を破壊することは何とか止めたい、子ども達の未来のことが最優先だと思っています。

https://www.town.ooki.lg.jp/

みやま市環境衛生課長

松尾 和久

環境衛生課に異動して早や11年。2010年の筑後市・大木町・大川市の環境自治体会議が私の環境行政の原点です。境町長が課長で、益田副町長が係長の時代を知る数少ないメンバーとなりました。大木町の大きな背中を追い続け、これからも南筑後地域の皆さんと未来づくりのため挑戦します。

https://www.city.miyama.lg.jp/

柳川市廃棄物対策課長

野口 貴光

令和3年6月11日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が公布され、資源循環がより促進されることとなりました。柳川市でも令和3年1月から、指定ごみ袋の価格を変更し、可燃ごみ(燃やすしかないごみ袋)を高く、資源ごみ(プラスチック・ペットボトル)を安くし、「分別すれば、得をする」よう設定しています。そのため、昨年度と比較すると可燃ごみで10%の減少、資源ごみで100%増と分別が進んでいます。この資源循環がより一層進む鍵は、回収されたプラスチックの製品化、資源化だと思います。この協議会で、良い出口戦略が見つかることを期待します。

筑後市かんきょう課長

牛島 美都香

家庭系廃プラスチック分別収集は10年目となり、プラスチックを「資源」として扱う住民の意識が根付いてきました。しかし、まだ食品ロスも含め可燃ごみとなっているものも多くあります。様々な団体が広域で協議していく中でヒントを得て、さらに資源化率を上げる取組みにつなげられればと考えています。

https://www.city.chikugo.lg.jp/kabetsu/_7163/_7167.html

大川市環境課長

堤 稔彦

大川市では、地域のリサイクルステーションで収集される容器包装プラスチック及び清掃センターに直接範裕される製品プラスチックや包装用の発砲スチロール・ビニールを資源ごみとして処理していますが、まだ多くのプラスチックが燃やせるごみとして出されていますので、それをどう分別回収するかが今後の課題と考えています。

https://www.city.okawa.lg.jp/

大木町副町長

益田 富啓

町職員時代は、おおき循環センター“くるるん”計画時から13年、通算18年、環境畑で仕事をさせていただきました。2019年からは副町長として境町長の補佐役を務めています。次の世代が誇りに思える環境先進の町・地域を目指してこれからもチャレンジし続けます。

https://www.town.ooki.lg.jp/

株式会社YKクリーン 代表取締役

野田 修嗣

『地域経済への貢献』を企業理念に、廃プラスチックの選別と油化を行っています。
福岡筑後地域から新しいリサイクル文化を発信できるよう、今後も尽力いたします。

https://yk-clean.jp/

いその株式会社九州工場 課長代理

江間 祥泰

弊社はプラスチック製品の原料となる再生ペレットを製造、販売しています。この協議会では、みなさまのご協力で分別・回収されたプラスチックの再ペレット化と製品化が主な役割です。みなさまのアイデアを商品として形にできるよう、プラスチックを活用するための仕組みづくりのお手伝いをさせていただきます。

http://www.isono21.co.jp

トータルケア・システム(株)常務取締役

坂口 弘典

紙おむつリサイクル事業を推進しています。焼却ではなく水溶化処理によるCO2排出削減、資源の有効利用につながる紙おむつリサイクルについては、先行して大木町、みやま市と一緒に取り組んでいます。事業者連携、自治体と一体となった取り組みによりさらなる拡がりを目指し、この協議会を通じて発信していきたいと考えます。

http://www.totalcare-system.co.jp

大日本印刷株式会社 包装事業部 イノベーティブ・パッケージングセンター マーケティング戦略本部 事業開発部長

加戸 卓

DNP大日本印刷では長年、環境に配慮したバイオマスプラスチックを使用したパッケージの提供や、リサイクルしやすいパッケージの開発に携わってきました。
協議会の皆様と共に、プラスチックパッケージがループするモデルを構築していきたいと考えています。

https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190186_1567.html

九州大学 芸術工学研究員 教授

近藤 加代子

循環型社会の形成のための市民行動や企業行動について研究しています。生ごみや木質バイオマスの地域循環について研究だけでなく市民活動でも取り組んできましたが、そのノウハウを、プラスチックの地域循環の形成に役立てたいと思います。

https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K002320/index.html

https://kondolab.exblog.jp/

福岡大学 工学部 社会デザイン工学科 准教授

鈴木 慎也

廃棄物・資源循環に関する研究を行っています。本研究会では、幹事を仰せつかると同時にプラスチック循環利用のための事業者連携ワーキングループの取りまとめ担当をいたします。プラスチックに対する我々の向き合い方がガラリと方向転換できる世の中がくるといいですね!

http://www.tec.fukuoka-u.ac.jp/tc/labo/suiri/index.htm

(公財)福岡アジア都市研究所(URC)研究主査

菊澤 育代

ごみ・資源問題を中心に環境政策の研究を行っています。この協議会では、プラのリサイクルループ形成に必要な事業者連携のあり方について検討しており、この取り組みを、福岡市を含む他地域に広げるお手伝いができればと思います。

http://urc.or.jp/gomi-shigen

大木町まちづくり課副課長

石橋 浩二

事務局を努めています石橋です。

https://www.town.ooki.lg.jp/

大木町まちづくり課環境グループ

髙田 佳奈

町職員として資源循環事業・環境教育を担当しています。この協議会では事務局を務めています。地域のプラスチックリサイクルが住民の方にとって、より身近で「当たり前」となるような仕組みづくりに尽力したいと考えています。

https://www.town.ooki.lg.jp/

北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科

藤山 淳史

廃棄物・資源循環に関する研究を行っています。よりよい廃プラスチックの循環システム構築に向け、大変微力ではございますが、貢献できればと考えております。

https://matsumoto-fujiyama-lab.jp/

プラくる卒業生

大木町まちづくり課副課長

中村 和也

事務局を努めています中村です。この筑後地域から、住民に見える形で高品質なプラリサイクルの実現を図るとともに、地域経済を循環する地域循環モデルを確立し、全国へ発信できればと思っています。

https://www.town.ooki.lg.jp/

これまでの活動経緯

 当協議会の前身のプラスチックマテリアルリサイクルループ研究会が2019年4月に設立され、プラスチックの地域循環について課題の共有を行うとともに、YKクリーンに持ち込まれた製品プラスチックを再生プラスチックに加工し、物性評価をする実証実験を行いました。
 また、2020年2月には、住民の行動変容のための住民ワークショップを開催し、コロナ下においても、オンラインにて実施しました。ワークショップを基点に、環境教育モデルの開発についても教育委員会等と調整を進めてきました。こうした経緯を踏まえて、2021年1月には、5市町参加の協議会として発展しました。
 今後は、5市町の環境担当者および関連する事業者・関心を持つ住民・住民団体が参加する形で定期的に協議会を開催していきます。ステークホルダーの皆様と住民の行動変容のための取り組みを実施し、分別の取り組みなどに関する行動の改善を提案し、各地域で容易に実施できる普及モデルとして確立することを目指します。
 皆様の協力が目に見える形で返ってくる、地域・行動・商品デザイン戦略を展開していきます。住民行動の変容をアンケートで計測し、新たなしくみが行動変容にどのような効果を与えたのかを検証します。
 協議会の廃プラ循環グループでは、製品プラリサイクルを実用化していくネットワークを構築し、協議会メンバー(参加自治体や流通事業者)のニーズを踏まえつつ、1年目は試作品を協力事業者とともに製作、2年目は流通事業者(生協その他)で取り扱い、広く情報発信して一般販売を行うことを目指します。さらに、使用済み紙おむつ循環グループはプラスチック分の製品化に関する技術開発を進めていくとともに、意義効果を発信していきます。

  • 住民ワークショップを開催しています。
  • 2020年9月18日、いその株式会社九州事業所にて材料リサイクルの実証実験を実施
  • 株式会社YKクリーンで実施しているケミカルリサイクル(油化)

プラスチックの循環利用

地域経済への影響
プラスチックリサイクルは、バージン石油使用削減による環境負荷低減の面と地域経済の活性化の面で効果が高い。

環境面:プラスチックは、石油からつくられており、そのまま焼却処理されると、掘削運搬プロセスも含めて廃プラ1kgあたり3.95kgのCO2が排出される。しかしながら、材料リサイクルされれば、廃プラ1kgあたり2.3kgのCO2排出に留まり、差し引き1.65kg-CO2がマイナスとなる。
経済面:経済的な面では、バージン石油資源利用のプラスチック製品消費は、海外および地域外の石油化学工業への資金の流出となるが、地域で発生する廃プラスチックは地域資源であり、地域への経済効果が見込まれる。

プラスチックリサイクルの方法
プラスチックと一口で言っても、品質の良いもの、モノ(単一)素材でできているもの、汚れのないものは材料リサイクルとして加工することが可能ですが、品質が劣るプラスチックは、ケミカルリサイクル、熱利用などとして利用されます。

プラスチックを取り巻く国内外の状況 <参考資料集> / 環境省
https://www.env.go.jp/council/03recycle/20201120t2.pdf
プラスチックリサイクルの基礎知識2020 / プラスチック循環利用協会
https://www.pwmi.or.jp/pdf/panf1.pdf